映画「紙の月」は実話?モデルはあるの?日本3大横領事件が気になったので調べてみた。

宮沢りえさんが「最も美しい横領犯」を演じたしとて話題の映画・紙の月。

原作は角田光代さんの小説です。

紙の月

真面目な銀行員の女性が男性に貢ぐためにお金を横領するという犯罪に手を染めていく話なんですが、

見ていてとてもリアルさを感じたので実話を基にした映画なのかな?と思い調べてみました!

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日本3大横領事件

結論から言うと物語はフィクションでした。

しかし、実際に日本で起こった横領事件「3大横領事件」と呼ばれる事件があります。

それがこちら。

・滋賀銀行9億円横領事件

・足利銀行詐欺横領事件

・三和銀行詐欺横領事件

この事件と映画にいくつか共通する点がありました。

ではそれぞれにどんな事件だったのか、

まとめて見たいと思います。

滋賀銀行9億円横領事件

主犯 奥村彰子(当時42)

発生年 1973年 逮捕

横領額 史上空前の9億円

動機 10才年下のタクシー運転手・山県元次に貢ぐため

事件概要

奥村彰子は、父親が愛人を作って出て言ったことをきっかけに男性不信となる。

「男に負けたくない」という思いから熱心に仕事に取り組む。

なかなか縁談もまとまらず35歳になったある時、山県に出会う。

景気が良くて話が面白い山県に、どんどん夢中になっていく。

付き合ってまもなく「競艇(ボート)をやる金がいる」と言われ金を貸すようになる。

要求は続き、自分や家族の貯金を切り崩すようになる。

K氏と知り合う。露骨に好意を示される。

K氏は定期預金の小切手100万円を証書を受け取らずに奥村に預けたままにする

それを聞いた山県はその金を無心する。

奥村はNoを言えず、K氏の定期預金を解約し山県に金を渡してしまう

その後はK氏関係をもち、定期を途中解約させずに金を出させ山県に横流していた

K氏の金が底をついても山県の要求は続いていた。

預金証書を偽造し銀行のお金を横領するなど、手口はどんどん大胆に。

奥村の支店異動がきっかけとなり犯行は明るみとなり、全国指名手配される。

山県もまたぞう物収受容疑で逮捕される。

山県の供述から居場所を特定された奥村は、潜伏していた大阪のアパートで逮捕される。

この山県というクズ男は、

奥村がせっせとお金を工面していたまさにその時、

1970年に別の女性と結婚して子供までいたというのだから驚きです!!

奥村は「この人を逃すと後がない」という思いもあり、

犯罪とは分かっていても尽くしていた。それなのに、この仕打ちです・・・。

同じ女性として腸が煮えくりかえります!

しかも、もうバレるという時に助けを求めてきた奥村に対して

さらに金の催促をしたり、

匿って欲しい哀願するも断ったりと

あまりにクズすぎて・・・クズすぎます。

もうクズとしか言いようがない(笑)

犯罪に手を染めてしまった奥村彰子の心の弱さも問題がありますが、

こんな競艇狂いのクズ男に出会ってしまって、本当に運が悪かったですね。

足利銀行詐欺横領事件

主犯 大竹章子(当時23)

発生年 1975年 逮捕

横領額 2億1000万円

動機  「国際秘密警察員・石村」こと、阿部誠行(当時25)に貢ぐため

事件概要

友人と東北旅行した際に、「国際秘密警察員・石村」を名乗る阿部と知り合う。

大竹は阿部に興味憧れを抱く

これを見抜かれ、阿部は大竹に結婚話で近づく。

「国際秘密警察を抜けるため」という名目で借金を要求する。

大竹は自分の預金と家族からの借金で金を工面し、阿部に渡す。

ますます金の要求がエスカレートしていく。

思い悩んだ大竹は職場である銀行の金に手をつける。

勤務態度も良好真面目な大竹は上司からの信頼も厚く、これが発覚の遅れとなる

本店の抜き打ち審査により犯行が発覚

阿部愛人とともに逃亡したが逮捕された。

この時まで、大竹は阿部の本名・住所・職業など一切知らなかった。

典型的な結婚詐欺ですね。

なんだよ国際秘密警察員て・・・(;^ω^)

そしてやはりクズ男です(笑)

大竹から巻き上げたお金は、

クラブを経営したり愛人との派手な生活に消えていったようです。

もちろん大竹のようにお金を横領するのは犯罪ですが、

それ以上に阿部がやったのは結婚を夢見る乙女心を利用したヒドイ犯罪です。

その後、大竹は懲役3年6カ月、

阿部は詐欺罪などで懲役8年の実刑が確定しています。

若い娘さんたち、くれぐれも甘い言葉だけの男性には気をつけましょう!

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三和銀行オンライン詐欺横領事件

主犯 伊藤素子(当時32)

発生年 1981年 逮捕

横領額 1億8000万円

動機 恋人・南敏之(当時35)に指示されたため

事件概要

奥手な少女時代を経て、教師の強い勧めを断れず銀行員となる。

お金はなるべく使わず貯金するという堅実派であった。

20歳のとき初めて付き合った既婚者の男性12年にわたり不倫を続ける。

相手の離婚を信じて2度の中絶も承諾。

身も心もボロボロになったときと出会う。

羽振りもよくハンサム経営者の南にすぐに夢中になる。

だが実は南の経営はうまくいっておらず金策に行き詰っていた

伊藤は肉体関係が出来て直ぐに借金を持ち掛けられる。

直ぐに返してもらえると思った伊藤は金を渡す。

しかし南から返済はないまま、その後も言葉巧みにさらに借金をせがんでくる。

伊藤の預金が底を尽きかけた時、南は「オンライン詐欺」を持ち掛ける。

拒否する伊藤に「裏の人間が動いているから引き返せない」など脅しをかける

婚期を逃した32歳・預金ゼロという自身の状況も、犯行を決意する最後の後押しとなった

犯行当日、出社した伊藤は事前に開設した架空口座1億8000千万オンライン操作で入金。

「歯医者にいってくる」と告げ、職場に戻ることはなかった。

5000万円を下ろし南と合流するが、その内500万円を渡され一人でマニラへ。

1か月後に南もマニラに来るという計画だったが、南が来ることはなかった。

約半年後、伊藤マニラで、日本で拘束される。

伊藤はマスコミの取材に取材に対し「好きな人のためにやりました」と答え流行語にもなった。

伊藤は2年の服役を経て出所。

事件の事を承知しているサラリーマンと結婚しひっそり暮らしている。

はい、こちらも負けず劣らずなクズ男が登場しましたね!

女性のほうが意思が弱いんでしょ~!

サッサとそんな既婚男や借金男は捨てちゃえばいいのに!

とかいう意見もあるかと思いますが、

その時代の世間の価値観とか考えると、

(ハイミスだの、行き遅れだの・・)

1歩間違えば誰だって犯してしまう可能性ある事件だと思ってしまいます。

この事件、救いは伊藤が出所後よき理解者と出会えたことですね。

映画と事実の共通点とは?

日本3大横領事件をご紹介しました。

事件についての参考サイトはこちら↓

日本で起こった3大銀行横領事件【男に貢ぐ女たち】 – NAVER まとめ

この事件の内容から、

・犯人は女性である

・真面目で周りからの信頼が厚い

・男性に貢ぐのが目的

こんな共通点が浮かび上がってきます。

最後にご紹介した「三和銀行オンライン詐欺横領事件」では、

犯人の伊藤素子はマニラに逃亡するという点も、

映画「紙の月」のラストシーンを連想させます。

しかも、伊藤素子は美貌の持ち主で、

服役中にもファンレターが届くほど人気があったそうです。

「美人の犯人」ということも、宮沢りえさんを彷彿とさせますよね。

こういった点から、これらの事件が多少なりともモデルになっているような気はします。

でも、決定的に違った点があります。

映画「紙の月」で宮沢りえさん扮する梨花もまた「男性に貢ぐため」の横領を繰り返しますが、

男性に強く借金を強要されたり、ということはありません。

相手の役に立ちたい、必要とされたいという想いから

犯行に及んでいるように思いました。

事実をそのまま映画にしたらただの胸糞悪い映画にしかならない気がしますが、

この映画は誰もが持っている「必要とされたい」という気持ちをもっている主人公を描いているので、

映画として楽しめて、考えさせられる物語となってました!

宮沢りえさんの演技が素晴らしいです。

現在、アマゾンプライムでも視聴できます!気になった方はぜひ。

ここまでお読みいただきありがとうございました(^^)/

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