こんにちは、なおです。
秋になるとあちこちでコスモス畑を見かけますよね。ピンクが一面に咲いているのを見ると癒されます。先日田舎の方にドライブに行った時にも、田んぼがところどころコスモス畑になっていて癒されてきました。
コスモス畑って田んぼとか畑に広がっているのをよく見かけますが、となり合った田んぼでも花一輪すら生えてない田んぼもありますよね。
広がっていればいるほど景観が良くなるコスモス畑。どうせコスモス畑にするなら全部の田んぼに植えたら景色もすごいのにな~と思ったのですが、ここでふと気になりました。
景観で植えてるんじゃないとしたら、何か作物に効果があるのかな?
それとも一部の花好き農家さんのボランティア?
どうしてコスモス畑になっている田んぼとそうじゃない田んぼがあるのか、ふと気になったので調べてみました。
理由その1 田んぼや畑が荒れるのを防ぐ
耕していない畑は「休耕田」といって、放っておくとすぐに荒れてしまうそうです。
田んぼや畑は一度荒れてしまうと次に作物が育つ土の状態に回復させるのが難しいらしく、
コスモスを植えることによって雑草も抑えることができ田畑が荒れるのを防いでいるという理由がひとつです。
理由その2 コスモスには緑肥効果がある
緑肥効果というのは、コスモスや雑草などをそのまま畑に耕しこむ(伝わりますかね?)ことで、生の酵素が微生物を活性化して肥料も有効に効いてくれるというような効果らしいのです。
コスモス以外にレンゲにも緑肥効果があるのだとか。なるほどレンゲ畑もよく見かけます。レンゲは勝手に生えてくると思っていましたが、やはりこれにも狙いがあるのですね。
理由その3 景観のために
コスモス・レンゲ・ひまわり・菜の花などの、見て楽しめる植物を「景観植物」というのですが、景観植物を休耕田に植えるのに自治体から補助金が出る場合もあるということでした。
景観が良くなり補助金も出るからというのも、田んぼにコスモスを植える理由の一つにあるようです。
稲を刈り取った後の田畑は茶色で殺風景なものですよね。それを見て楽しめるようにしてくれるのは地域住民にとっても嬉しいことです。
また水田のシーズンオフの間だけ自治体などが田んぼを持ち主から借りて観光目的でコスモス畑にしている地域もあるようです。
メリットばかりなのにすべての田んぼがコスモス畑にならない理由は?
コスモスを田畑に植えるのは、畑の状態を保って土を良くし、景観も楽しめるというたくさんのメリットがあるようです。
じゃあ、どうしてコスモス畑にしてない田畑もあるの?ということですが、私なりの見解は
・資金がかかる
・人出不足
このあたりに理由があるのかなと思いました。
コスモスの種の代金は補助金が出るとはいえ全額ではないようで、緑肥効果があるといっても田畑の広さによっては肥料代より高くついてしまう可能性がありそうです。そして種まき作業についても、機械を持っていない農家さんは手作業でおこなうことになり、広大な敷地の種まきは労力がかかり過ぎてしまいます。
こうした資金面や労力面をクリアしてくれた田んぼがコスモス畑になって、道行く人々の目を楽しませてくれているのだと思います。
まとめ
<コスモスを田畑に植える効果&理由>
・コスモスは雑草を防ぎ田畑が荒れるのを防ぐ
・コスモスには緑肥効果がある
・コスモスは景観植物として見て楽しめる
・コスモスは休耕田に植えるのに補助金が出る
毎年何気なく見ていましたが、田んぼのコスモスにはこんな理由や効果があったのです。田んぼのコスモスは農家さんの手間暇によって広がっているのだなと思うとありがたいですね。
コスモスのシーズンは10月上旬~11月上旬。そろそろ終わりが近いですね。
秋も深まってそろそろ冬の匂いがしてきました。
ではまた書きますね。
お読みいただきありがとうございました(^^)