冬の乾燥対策といえば加湿器です。
雑貨屋さんや家電量販店の店頭で、モクモク蒸気を出しているタイプは
見た目もおしゃれですし癒されますよね。
最近ではアロマの香りを拡散させる機能が付いたものが人気ですが、
アロマ加湿器、アロマディフューザー、アロマ空気清浄器・・・など、
呼び名が色々とあって一体どれを選べばいいの?と迷っているのではないでしょうか。
そこでこの記事ではそれぞれの違いと特性、選び方などをお伝えするとともに、
アロマを入れることによって何がいいのか?を、
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー資格を持つ私の視点から解説します!
目次
加湿器、空気清浄機、ディフューザーとはどんなもの?
まずは3つの機器の特性についてです。
加湿器
加湿器は室内の空気の加湿のために使う機器です。
空気を加湿することによって、花粉やホコリを抑える効果があります。
またウィルスの活動は加湿によってを抑える事ができるので、風邪やインフルエンザにかかるリスクを軽減することができます。
お肌や喉、目などの乾燥も防ぎます。
空気清浄器
空気中の汚れをクリーンにするための機器です。
ハウスダスト、花粉、ホコリ、カビ、ダニの糞など、空気中のあらゆる汚れを除去するのが目的のものです。
空気を吸い込み、フィルターでろ過した空気を排出するものが主流のようですが、
脱臭、加湿、除湿など様々な付加機能が付いた物も多くあります。
ディフューザー
「ディフューズ」とは「拡散する」という意味です。
主に、アロマテラピーで使用する精油(エッセンシャルオイル)を拡散して、
香りを楽しむことが目的の器具のことです。
噴霧式、キャンドル式、リード式・・・と
アロマデュフューザーと一口に言ってもたくさんのタイプを指すことができます。
どうやって選ぶ?
3つのタイプの「目的」を考えて選ぶことが良いでしょう。
もしあなたが「加湿が第一。ついでに香りに癒されたい」ということであれば、雑貨屋さんの店頭にあるような水蒸気がモクモク出るタイプのものは注意が必要です。
「アロマディフューザー」という商品名だった場合、香りの拡散だけを目的としたものもあるからです。
加湿機能や空気清浄機能が付いていないタイプかもしなれないので、説明書きは必読です!
見た目に惑わされないようにしてくださいね。
空気清浄機やディフューザーに入れるアロマにはどんな種類がある?
香りを拡散させる機能が付いた加湿器やディフューザーが人気ですが、
使用するアロマ・・・つまり「香りのもと」にはいくつか種類があり、大まかにはこのような感じになります。
精油(エッセンシャルオイル)
天然の植物100%のエッセンス。
水に溶けにくい。オイルという名称だが油脂ではない。
人間に対して様々なメリットがあるが、希釈するなど使い方に注意がいる。
アロマオイル
精油をアルコールやオイルで希釈したもの。
合成香料であることもある。
「アロマ」が呼び名として浸透しているので、
一般の認識として「精油」と混同されがち。
アロマソリューション
空気清浄機専用に作られた液体。
精油に水と化学合成物質を混ぜたもので、水に溶けやすく作られている。
精油とアロマオイルの違いについてはこちらの記事もご参考に。
アロマを入れると何にいいの?メリットは?
香りは人間の嗅覚を通じてダイレクトに「快・不快」を脳に伝えます。
いい香りは、副交感神経を優位にしてリラックスを促してくれたり、
気分をスッキリさせてくれたりといった効果があります。
また、天然素材100%の精油(エッセンシャルオイル)には、
空気に拡散したときに発揮される「殺菌作用」があります。
なので精油であれば拡散するだけで「空気清浄効果」があるというわけなんですね。
特におすすめはティートリーやユーカリ、フランキンセンスです。
空間を浄化してくれます。
柑橘系のレモンやオレンジも殺菌効果が高くおすすめの精油ですが、
リモネンという成分はプラスチックを溶かす作用もあります。
お使いの機器の劣化を早めてしまう原因にもなりかねないので注意しましょう。
お使いの機器に専用のソリューション液が販売されているのであれば、機器の劣化を防ぐためにもそれらを買い求めたほうがいいかもしれません。
健やかな毎日を過ごすために、空気は心地よく保ちたいものですよね。
加湿器、空気清浄機、ディフューザーは、空気を心地よくするのにそれぞれに優れたものです。目的に応じて選んでみてはいかがでしょうか。
また、これらの機能を複合的に持つ機器もたくさんあります。
ぜひ色々と検討して、ご自分の生活に合ったものを取り入れてみて下さいね。
ご参考になりましたら幸いです。
お読みいただきありがとうございました(^^)/